予兆
2026/5/20
いつも通りAntigravity(以下AG)を使用しているときのこと
タスクバーの右端に、見慣れない白のアイコンが急に現れた
よくみるとAGのロゴに似ている
アップデートか?ロゴを変えるのかな?たまにあるよね~
くらいに思っていた
ニュース記事やSNS等で調べたところ、どうも2.0.0が発表されたらしい
性質上アップデートしなければならないアプリなので、渋々再起動して更新をすることに
だが今までの経験上、AGの更新は8割方スムーズに進まない
おそらくおま環であろうこの症状、原因を調べるのは大変億劫である
と自分に言い聞かせ、更新のたびに私は毎回AGを再インストールしていた
今回も公式から2.0.0 for Windowsのインストーラを入手
インストール完了、起動して見る
全く見慣れない謎のUIがそこには広がっていた
慌てて調べると、どうやらAGの設計思想が大きく変わったらしい
正確な情報を書く自信が無いが、つまり
AG本体からエディタを省き、AIエージェント管理制御ツールとして特化させる
というような趣旨のことが書いてあった
IDEとしてのAGを半年ほど使用して、慣れてきたところでこの変更か…
と思っていたところ、素晴らしい情報を発見
従来のIDEは「AG IDE」として残され、公式から入手できるとのこと
確かに、2.0.0の下にスクロールしていくと該当のものを発見
インストールしてみると、確かに以前のIDEと同じで一安心
拡張機能を入れ直すのがやや手間だったが、まあいいだろう
以前のプロジェクトのコンテキストも残されていた
おそらく多くの方が困っていたのはこの「AG IDE」の情報であろう
調べればいくらでも情報が出てくるので既にご存じだとは思うが
私も「これで新しいことを覚えなくて済む…」と胸をなでおろしていた
ここまでは良かったのである
失踪
早速作りかけていたプロジェクトの脳死バイブコーディングに取り掛かる
3.1 Pro (High)が選択されていたので、Flashに変えるためにModelを選択
すると
3.5 Flash (High)
3.5 Flash (Medium)
3.1 Pro (High)
3.1 Pro (Low)
なんということだろう
3.1 Flashが消滅しているではないか
この時点で嫌な予感がする
だが「Flash」の文字を信じ、3.5 Flash Highを選択
あまり深く考えないようにしながら、作業を開始する
2時間くらい作業しただろうか
その間、チャットアプリの方のGeminiも並行して利用する
すると、こちらにも変化が
これまでチャットアプリのGeminiにはModelのバージョンが記載されていなかったのだが、
3.1 Flash-Lite
3.5 Flash
3.1 Pro
バージョンが書いてある!
しかも最下部に「思考レベル」なる選択肢がある
標準と拡張を選べるらしい
課金してるんだから一番高級なModelを使って元を取るぞ~
という気持ちで3.5 Flash 拡張を選択し、
適当に論理クイズなどを投げてみる
疑念
最初に抱いた感想は、
「思考中のテキストをそのまま出力している?」
という事である
これもおま環かもしれないが、
出力結果に最終的な結論のみではなく、
思考の過程が長文で記載されているように感じた
それはそれで面白いので良いのだが、
そもそも難解な問題の解説を求めているときなどは、
単純に読みづらくて不便である
そして何より、
3.5 Flash
3.1 Pro
この並びが気持ち悪すぎる
どっちを使えばいいんだよ…
微妙な気分になりつつもIDEの方に戻ってみる
もう1時間ほど作業を行い、計3時間ほどが経過
その時、衝撃の表示
「Model quota limit exceeded」
拡張機能のAGQで確認してみると
Flash 3.5 (medium) 20% Resets in : 1h 42m の文字
( ゚ Д゚)
Cursorを捨てAGを使用していた理由がひとつ消滅した
瓦解
約半年前、AGを使い始めたときは衝撃だった
月に3,000円程度払っておけばそこそこのModelが使い放題なのである
しかも当時はGoogle以外のModelを使うにしても、
Googleを通した方がかなり割安で使えていた気がする
半年前の記憶なのでやや定かではないが、
理由をネットで検索した記憶がある
個人が各企業と個別に契約するよりも、Googleがまとめて大口の契約を行う
そして個人がGoogle経由で各Modelを利用した方が結果的に安くなる
そんな記事を読んでGoogle神!と思った記憶があるのだ
だがAGにも問題はあり、最たる例がAccept地獄問題である
私は諦めて都度ボタンを押していたが、
「完全なAuto Acceptをするには、課金が必要な拡張機能を採用しなければならない」
という情報すら耳にしたことがある
利便性だけで言えば、AGは決して最も優れてはいない
それでもAGに乗り換えたのは、とにかく安かったのである
Cursorであれば月20,000の所が、月3,000円で済む
個人で利用する分には抗えない差である
だがいま思えばこれはGoogleの周到な作戦であったのだろう
すぐにGoogle以外の他社Modelには厳しい制限が設けられた
その後Flash以外のGoogle製Modelにも制限が設けられた
そして制限は厳しくなり今やResetの頻度は週に一度である
最初だけ極端に安い料金設定でユーザを呼び込み、
半年かけて徐々に(と言っても月1程度のハイペースで改定があった気がする)で料金体系を見直しまくり、
遂に今回の変更で、3.1 Flashが奪われてしまった
5/21時点で、5hのResetまでの間、ほぼ無制限に使用できるModelは無くなったと思われる
まだ1日しか利用していないので、Resetまで1hで済んでいる
本当に恐ろしいのは、これが142h~とかになった瞬間だ
3.1 Flashという受け皿が無くなった今、
一週間AI Agentの利用を封じられてしまえば、
従量課金に手を出さざるを得ない
月数万を課金していた時代に逆戻りである
歎願
やや愚痴のようになってしまい反省している
高性能なModelを開発し置換していくことは勿論重要なことで、
この分野の進歩の速度は尋常ではないのだ
文句を垂れる暇があったら、着いていかなくてはならない
立場上、結局私はGoogle AI Pro Planを使い続けるだろう
今のところはね
なんだかWindowsのOSのようである
人気だったVersionの次世代には不人気なVersionが発表され、
でも今思えば8だってそう悪くはなかったなと思う
そういえば、実は8はベンチマーク上は優れていた旨の記事を読んだ覚えがある
今のところは、Flash 3.5 (Medium)であればそこまでシビアなQuota管理は求められないように感じる
Flash 3.5 (High)は2~3時間程度しか持たなかった
本音では、願わくばGoogleには3.1 Flashに値する、
実質無限のModelを提供し続けてほしいとは思う
もはやこれはインフラなのだ
一度経験してしまえば、無しでは生きられない
そしてこれを定額で提供できるのはGoogleの様な力ある企業だけなのである
水道からジュースが出ることを望みはしないが、
最低限病気にならず、生存に不可欠な飲み水が水道から出続けてくれたらいいなあ


